許可証の紛失に注意

 建設業許可申請をした後に発行される許可証。先ほど、お世話になっている会社から許可証が見つからないとのことで連絡を受けました。元請から許可証の写しを請求されたようです。社長が不在でどこにしまったのかわからないようでした。こちらでファックスをしておいていただければ、早急に対応できたのに・・・と自分の対応の不備を悔やむも時すでに遅し。以降は、新規のみならず更新後も許可証をファックスしてもらうことにします。

万一、許可証がなくしてしまった場合はどうなるのか?といえば、都道府県庁で建設業許可証明書というものを発行してもらう必要があります。手間も手数料もかかってしまいます。また、時間もかかるので今回のように急に必要な場合には困ってしまいますね。やはり大切に保管されたほうがよいでしょう。ちなみに許可証原本を紛失してしまえば、再発行をしていただけないようです。なお、途中で代表取締役が変わったとしても新代表名での発行もしてもらえないようです。どうしても新代表での許可証が必要な場合には、先ほどの建設業許可証明書を発行してもらう必要があります。

申請が終われば仕事が終わったとのことでついつい安堵してしまいがち。ですが、許可を取得してからもお客さんの経営は続いていきますし、自分自身のフォローもずっと続いていきます。そんなことを今回の件は、改めて思い出させてくれました。

 

天皇制と商売?

歴史を知れば、未来がわかる。

よく言われている言葉ですが、ちょっと前まで何のことやらさっぱりわかりませんでした。

ところが、ここ数年、歴史をあらためて知る、学ぶことの楽しさを覚えていく中でこの意味がなんとなくわかるようになった気がします。

それぞれの国家や国民の性質、日本の成り立ちと日本人の気質といったものが、歴史の中で表れています。

昨日の心学商売繁盛塾では、「天皇制と家族意識」というテーマの勉強会でした。

天皇制と商売というと何の関係もなさそうですが、さにあらずです。

2600年以上脈々と続いている天皇制が、日本人の気質を端的に表しているように僕には感じています。

そして、その気質に沿った商売のあり方が、年功序列、終身雇用、家族意識といった今までの経済を支えてきた背骨だったわけです。

今はグローバリズム、世界的大企業中心の流れの渦中に日本はいます。

日本らしさよりも、そうした潮流に合わせていくことのほうが重要視されてしまっています。

すべてを画一化するような大きな流れに呑みこまれるのか?

それとも、軸をもった成熟した独自の経済にあり方を世に示せるのか?

主体は世界的大企業ではなく、あくまで日本という国家であり、日本人です。

哲学という名の軸をそれぞれが持ち、商売のあり方、経済のあり方を深く追求していくべき時代ではないでしょうか?

医療法人の基本財産

ある医療法人の件で税理士さんから電話がありました。

少し前に分院の手続きを行ったところなのですが、その所有している不動産を基本財産に組み入れているかどうか?ということなのですが・・・。

基本財産とは、医療法人が容易に処分できない財産のことで診療所、病院の土地や建物などを指します。

分院の手続きの際には、その不動産を基本財産に組み入れても組み入れなくてもいいようになっています。

(原則は基本財産に組み入れるのが望ましいとの回答ですが、義務ではありません。)

ところが、その税理士さんによると基本財産に組み入れていなければ、その財産を後で処分する場合に支障が出るとのことでした。

基本財産に組み入れられた財産は処分がしにくいと認識している僕にとっては、???です。

また、役所の見解と法律の規定からすれば、基本財産に組み入れないほうが処分をしやすいのでは?と思うのが普通です。

しかし、実際の実務では基本財産として明記していたほうが医療法人の所有に疑義がかからず、処分しやすいのだそうです。

机上の理論と実務との乖離とでも言うのでしょうが、それにしてもわけがわからなすぎます(笑)

理論の勉強も大切ですが、実務経験ほど勉強になるものはありません。

理屈はそうだけど、実務は??

ここをお客さんが一番知りたいところなのですから。

もっと実務経験を積み、研鑽の必要性を強く感じた一日でした。

 

確認作業の習慣化

僕は昔からズボラな性格だ。

この性格が災いして、ミスをすることがある。

そのたびに、あ~~~ぁとショックを受けることもある(笑)

先日も相続手続きの請求書の宛名を誤記入して相手に送付してしまった。

とてもいい方だったので、ご立腹もされずに許していただけた。

はっきり言って、氏名を間違えるのは失礼も甚だしい。

もちろん、人間だから間違いはあるだろう。

しかし、自分はプロの土俵に上がった以上、ミスをしたくはない。

では、どうすれば凡ミスを防げるのだろうか?

結論から言えば、たった一言なのだ。

それは、確認。

口で言うのは簡単なことだが、ズボラな僕には時に非常に面倒な作業だ(笑)

また、その業務に慣れてくると、これまた怠りがちになるのが確認作業。

行政手続きの円滑化が、僕らの仕事なわけだから、面倒なんて本当は言っていられないのだろう。

習慣化は大切だと改めて感じている。

建設業の許可証明書

自分がお世話になっている会社の社長が、去年の初夏にお亡くなりになり、その奥様が急遽、代表取締役となりました。

建設業許可を持っている会社なので、代表者が変われば許可証の記載も変わるのか?といえば、埼玉県についてはそれはありませんでした。

つまり、お亡くなりになった会社社長名義のままとなっています。

県は現在の代表者名(奥様)での許可証の発行をしないようなので、代わりとなる建設業許可証明書なるものを発行してもらう必要がありました。

今日は、別件で建設業変更届申請や経営事項審査を踏まえての事業年度終了報告申請もありましたので、そのついでに建設業許可証明書の発行をしてもらおうとしたところ・・・

なんと、代理申請ではダメとのことで、申請書に法人を押してもらった上で再度申請ということに(涙)

しかも、申請書は県庁提出用と申請用の2通が必要だったとのこと。

ホームページなどを入念に読めばこうしたミスは防げたはずだったのですが、いかんせん根がいい加減な性格がこうしたところに発揮されてしまいます(笑)

よく言えば融通が利く、悪く言えば不注意と言われるこの性格。

ミスを防ぐためにも、注意力を身につけていきたいと思う今日この頃です(笑)

果たして治るのだろうか???

 

最強思考

4847091261jpg最近、自分の息子の成長が著しいです。

自分でできることは、すべて自分でやろうとしている姿を見るとなんだか頼もしい気分にもなれます。

立ちたいと思えばすぐに立とうとするし、歩きたいと思えばすぐに歩こうとします。

コケて痛い思いをしても、次の瞬間にはまた同じ動きに挑戦します。

愚痴も文句も泣き言も言わず、ただやってみたい純粋な思いに忠実に生きているようです。

そんな姿を見ていると、我々大人のほうが頭を使い過ぎて挑戦していないことを反省してしまいます(笑)

痛い思いを避けたいばかりについつい守りに入ってしまう自分に息子が教えてくれているようですね。

それにしても赤ちゃん脳なんて、うまいことを考えつくものですね。

最強の所以が実体験を通じてよくわかりました(笑)

 

s_nihonshi最近、ハマっているのが、この本「少年日本史」。

少年となっていますが、現代の大人にとっても充分読み応えのある本です。

そう考えると、数十年前に書かれた少年向けの本のレベルが高い!

というより、今の大人のレベルが下がっている?とも言えそうです(笑)

いずれにしても、日本という国がどのような経緯で今につながっているのか?

これをまず知ることが、とても大切だと感じられる本です。

日本は歴史上、様々な苦難を乗り切って国体を護ってきました。

では、なぜ護ってこられたのでしょうか?

それは、一言で言えば、軸を失わなかったからだと思うのです。

軸とは、日本とは、そして日本人とはどのような存在なのか?という問いかけです。

大難に遭った時こそ、何が大切なのか?を見失ってはいけないよというメッセージが、この本の中にたくさんつまっています。

危機に直面すれば、小手先の対処療法だけに捉われがちです。

しかし、このようなときこそ根源的な問い、原点とは何か?を考え直さなければいけないのでしょう。

商売にも、人間関係にも大いに役立つ本です。

また、政治家の方々にも是非読んでいただきたい本です。

是非、ご一読を!

 

 

ぶらさがり

以前、予備校の講師を兼業している行政書士の先生にこのような暴言を吐いた記憶があります。

「予備校になんてぶらさがるなよ!なんのために独立したんだい?」

酒に酔った勢いで、大変失礼なことを言っちゃったものだと、大いに反省する反面、あながちこの言葉も筋違でもないよな~とも感じています。

他に定期的な収入が入ってくれば安定するし、安心もできます。

それはそれで結構なことなのかもしれませんが、どこかの団体に所属することによって、気の緩みが僕の場合は出てくる気がしてなりません。

収入が安定する前は、バイトや副業をしてもやむをえないのかもしれません。

しかし、独立した以上、一本の道で食っていけるようになれなければ、自分で商売をやる意味も意義もないと僕は思っています。

より多くの収入、待遇を独立を目指す人は求めるのでしょうが、その裏にあるより多くの問題、不遇を抱えるのも独立の姿です。

ある団体、組織にくっついて安定収入を得られることは、おいしいと世間で思われているようです。

その反面、独立していく気概を損なうものでもあるように僕は思います。

自分にとって厳しい道、負荷のかかる道を選んでいかなければ、商売も自分も進化させることはできませんよね。

負荷や厳しさの裏面にある真の楽しさを僕は掴んでいきたいと考えています。

保育所の設置

社会福祉法人の定款認可申請がようやく終わりかけた頃、新たに社会福祉法人を設立し、保育所を設置したいという相談を受けました。

社会福祉法人は、会社と異なり登記のみで設立できるわけではありません。調べてみると、結構、時間もかかる手続きですね~。

事前の役所との打ち合わせを入念にしていかなければ、僕に頼んだ意味がなくなってしまう分野でもあります。

しっかり勉強しながら、責任を全うしていきたいものです。

困ったらまず行政書士へ

ここ最近は、契約書の作成依頼が続いています。

契約書の作成と一言で言っても、その内容はまちまちです。

幅広い知識なり、経験なりが問われる分野です。

行政書士は、許認可のスペシャリストと言われる反面、広範な知識が問われるゼネラリストという立場にいるとも言われています。

世間では、税務であれば税理士、登記であれば司法書士、訴訟であれば弁護士で知られていますが、行政書士は??という方も多いのかもしれません(笑)

行政書士は、許認可手続きの専門家であると同時に様々な専門家につないでいくためのパイプでもあると僕は考えています。

よくわからなければ行政書士へという認識で活用される方もいらっしゃいます。

広範で幅広い知識が問われる所以なんですね。

だから、契約書作成業務が、弁護士と同様に行政書士にも認められているのです。

困ったらまず行政書士という認識が、市民の方々に広まるように仕事をがんばっていきます。

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