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経営業務の管理責任者の要件に注意!
今日は、埼玉県庁で建設業許可申請をしてまいりました。
申請の結果、不受理!
というのも、建設業許可の要件を満たしていないことが、明らかになってしまったからです。
建設業許可で重要な資格要件の一つに経営業務の管理責任者というものの存在があります。
役員や代表者が、この要件を満たしていなければいけないわけですが、実はこの要件を満たしていたにも関わらず、今回は不受理でした。
なぜか?
実は他の都道府県の会社でこの経営業務の管理責任者になっていることが判明してしまったのです。
そこの会社からてっきり登録を抹消したと思っていたので、ちょっとびっくりしましたね。
また、県庁もきっちりそこまで調べるんだなぁとちょっと感心してしまいました。
いずれにしても、登録抹消をその会社にお願いして、改めて建設業許可申請を行います。
今度はきっちり通したいものです。
資格ではない
僕は行政書士という仕事をやっていてつくづく思うのですが、資格業といえど商売には変わりないということです。
僕らの業界はどうしてもお勉強ができるか否か?が最重要視されてしまいます。
資格の難易度によって価値、地位が決まってしまう、みたいな具合で。
しかし、実際に独立すれば、行政書士という資格なんてものでお客さんは選びません。
お客さんにとっては、弁護士であろうが行政書士であろうが税理士であろうが関係ないのです。
自分が困ったことを相談し、解決してくれそうな人を探しているわけですから。
だから、仕事を取ってくる力がなければ、なんにもならないんですよね。
そして、仕事をとれることと勉強ができることは、全く異なる能力なのです。
極端に言えば、勉強はできなくても誠意が相手に伝わる、あるいは、どこか愛嬌もあり誠実そうだと思われる力さえあれば、食っていけるはずです。
独立後も勉強は大事ですが、人間としての心を磨き、お客さんと人と人との信用を積み上げていくことが、最も大切なことだと僕は認識しています。
すこぶる面白い事業承継
事業承継
一筋縄ではいかない許認可手続き
自分の仕事は、ある一定の事務手続きを完遂した結果として報酬をいただくことです。
行政書士の主力業務である建設業許可にしても産業廃棄物収集運搬業許可にしても、やってみれば誰でもできることと思うはずです。
何度もやるほどにパターンがわかってくるものですから、この手数料で高くないかな?なんて疑問を持つ場面も出てきます。
そして、一定の経験則から建設業許可や産業廃棄物収集運搬業許可が取得できそうだという予想はある程度ついてくるものです。
しかし、世の中よくできたもので、手数料をいただいてやる仕事というのは、頭でイメージできたほど単純ではなかったケースも実は多々あります。
予想以上に手間がかかり、資料の取り寄せが多くなったりとします。役所との折衝が必要なケースもかなり出てくるものです。
書かれているマニュアル通りにはいかないケースのほうが圧倒的に多いようです。
単純で簡単な儲け話なんてものはないよということが、仕事をやるほどに思い知らされるものですね。
簡単な儲け話でうまくいってしまうほど不運なものはないのでしょう。
個人事業主の建設業許可申請
起業についてふと思うこと
起業という言葉。資本金の規制がなくなり、1円から会社設立ができるようになったとき、起業ブームが起きました。
起業=儲かる、成功、金持ち・・・といった陽のイメージが主としてありますが、本当のところ、苦と逆境の連続ではないか?と僕は思います。
才覚、努力次第でお金を稼げるのかもしれませんが、同時にお金を支払うことが社長の仕事です。
起業をすれば、お金を支払わなくてはいけない先がたくさん出てきます。
月々の支払いに頭を悩ませ、神経を尖らせるのが、経営の本当の姿なのかもしれないと思うことがあります。
だからこそ、そこでしか得られない体験の数々が、人としての成長をもたらすのだと思います。
会社を設立し、起業をしても、失敗に終わる可能性だって十分あります。
成功が都合よく自分にもたらされるわけではない現実に気づくことが、起業の意味なのかもしれません。
しかし、成功、失敗に関わらず、成長は確実にできるのも、起業の意味だと思います。
無料相談会
遺産分割協議書作成にあたり
先日、相続手続きの依頼を受けまして、遺産分割協議書作成に取りかかっているところです。
手順としては、まず相続財産と相続人の調査からはじまり、戸籍謄本などの資料の取り寄せ、書類の作成、相続登記手続きとなります。
ですが、相続人同士の話がまとまらないとにっちもさっちもいかないのが、この業務の特徴です。
また、亡くなった方に隠し子などがいようものならさらに輪をかけて調整が大変になります。
手数料もそれにしたがってかなり異なってきますので、遺産分割協議書作成に取り掛かる前の相談の段階で状況を的確につかむことときちんとした見積もりの提示が不可欠です。
目に見えないサービスが商品になる以上、明瞭価格の提示がとても大切と考えています。