起業についてふと思うこと

起業という言葉。資本金の規制がなくなり、1円から会社設立ができるようになったとき、起業ブームが起きました。

起業=儲かる、成功、金持ち・・・といった陽のイメージが主としてありますが、本当のところ、苦と逆境の連続ではないか?と僕は思います。

才覚、努力次第でお金を稼げるのかもしれませんが、同時にお金を支払うことが社長の仕事です。

起業をすれば、お金を支払わなくてはいけない先がたくさん出てきます。

月々の支払いに頭を悩ませ、神経を尖らせるのが、経営の本当の姿なのかもしれないと思うことがあります。

だからこそ、そこでしか得られない体験の数々が、人としての成長をもたらすのだと思います。

会社を設立し、起業をしても、失敗に終わる可能性だって十分あります。

成功が都合よく自分にもたらされるわけではない現実に気づくことが、起業の意味なのかもしれません。

しかし、成功、失敗に関わらず、成長は確実にできるのも、起業の意味だと思います。