ikiruこの本、ようやく4巻まで読み終えました。

今までのところで印象に残ったところが、ウサギと亀の話。

有名な話なので、ご存知の方も多いかと思います。

まぁ、ウサギが途中で寝なければ、亀は負けていたと思う人が大半でしょうね~。

しかし、著者は、最後は亀が勝つとおっしゃっているんです。

というのも、短距離競争ならば、ウサギは勝つだろうが、人生は長い。

というわけで、地道に、ごまかさず、楽をせず、着実に歩むほうが勝つのだということだそうです。

一方、足の速いうさぎは長い過程で慢心したり、油断したり、鼻もちならない嫌な奴になることが多いのだと。

ウサギのような人、亀のような人を多く見てきた著者の現実に即した考えは、とても説得力があります。

読んでいて、なるほど~と思わずうなずいてしまいました。

一方で、こうもおっしゃっています。

ごまかさない生き方、着実に足場を固めながら歩む生き方は、難しいのだと。

確かにそうですよね。僕なんか人が見ていなければ楽をしようとか、テキトーにやってしまおうという油断のならない弱い自分がいますから。

平凡に徹しきることは、できそうでできないことなのかもしれませんね。

ただ、それは、本当は誰しもできることなのでしょう。

意識や心のあり様は、大切です。