才
今までのところで印象に残ったところが、ウサギと亀の話。
有名な話なので、ご存知の方も多いかと思います。
まぁ、ウサギが途中で寝なければ、亀は負けていたと思う人が大半でしょうね~。
しかし、著者は、最後は亀が勝つとおっしゃっているんです。
というのも、短距離競争ならば、ウサギは勝つだろうが、人生は長い。
というわけで、地道に、ごまかさず、楽をせず、着実に歩むほうが勝つのだということだそうです。
一方、足の速いうさぎは長い過程で慢心したり、油断したり、鼻もちならない嫌な奴になることが多いのだと。
ウサギのような人、亀のような人を多く見てきた著者の現実に即した考えは、とても説得力があります。
読んでいて、なるほど~と思わずうなずいてしまいました。
一方で、こうもおっしゃっています。
ごまかさない生き方、着実に足場を固めながら歩む生き方は、難しいのだと。
確かにそうですよね。僕なんか人が見ていなければ楽をしようとか、テキトーにやってしまおうという油断のならない弱い自分がいますから。
平凡に徹しきることは、できそうでできないことなのかもしれませんね。
ただ、それは、本当は誰しもできることなのでしょう。
意識や心のあり様は、大切です。