商人哲学
江戸時代に「人の人たる道」という商人道を唱えた石田梅岩。
心学商売繁盛塾の心学とは、この方が祖となり、後世まで伝わっているものです。
心学と聞くと、ただの精神論と思われがちです。しかし、深く学ぼうとすれば、そうではないことがはっきりとわかっていきます。
商売には理論や数値が必要だ思われがちです。
そして、その理論や数値を生み出している根本を掴むことがないがしろにされているように感じています。
目に見えるものばかりが重視され、目に見えないものが精神論だと切り捨てられてしまっていては、現実を変えようがないと僕は感じています。
よく目に見えるものは、目に見えないものによって生み出されていると言われています。
しかし、目に見えない心の重要性に気づいている人は、いったいどれほどいるのでしょうか?
会社の会議で数字に追われ、経営でも数字に追われ、そのようなことを続けていけば、確かに目に見えない心のことはなおざりにされがちです。
しかし、その数字の根本をよくよく考えなければ、商売も何もかも改善していきませんよね。
物質的な革命は、歴史上ずっと行われていますが、精神的な革命は、何一つ行われていないような気がします。
むしろ、一昔前の日本人に比べ、今の人のほうが精神的に劣ってきているのではないでしょうか?
だからこそ、今の時代、生きる哲学を磨く心学が大事なのだと僕は強く感じています
やはり、商売繁盛の根本をなす商人哲学を磨く時代なのだと僕は考えています。
5月3日(火)