解散?
今回は、自分が関わるNPO法人の理事会と総会で大阪に行ってきました。
そして、とても残念なことですが、NPO法人の解散が理事会、総会において話題にあがりました。
個人的な感情としては思い入れもある団体であり、解散はしたくありません。
一方、会員数や決算といった数字的にみれば今のタイミングが解散の潮時なのだと思います。
情と合理性のバランス。
会社にしてもNPOにしても、運営を継続していくにあたりこのバランスが問われていきます。
今回の件について確定するには今後の総会の決議が必要ですが、解散後も任意団体として継続していく予定ではあります。
NPO法人という法人格があることにより確かに公的な信用がついていきます。
その反面、いろいろな事務的、コスト的な負担がどうしても増えてしまいます。
話し合いの結果、総合的に考えてみれば法人格にしているメリットは、現状においては少ないという結論に至りました。
決断を遅くするほどに傷口が広がる懸念があるため、思い切りが必要とされます。
事業は始めるよりも、撤退するほうが覚悟が要ります。
結婚よりも離婚のほうが数倍エネルギーが要るのと同じようなものとどなたかがおっしゃっていましたが、確かにそのとおりなのかもしれません。
どのような法人、どのような団体にせよ、その前提となる目的、思い、理念が最も重要なのだと改めて思いました。