正直者?

今日は、仕事の関係で東京都あきる野市に行ってまいりました。

埼玉の東の端から東京の西の端までということで結構、いいドライブになりました。

今回は、いつもお世話になっている税理士さんからの紹介なのですが、お互いに初対面です。

初対面というのは、やはりいつも緊張しますね。

ところが、実際にお会いしてみるととても気さくな方で、直感でいい人だなと思える方でした。

やはり、第一印象はいいほうがいいと改めて思いました。

そして、直感で伝わる人柄も非常に重要だと感じました。

では、人に伝わる第一印象や人柄とは何で決まってくるのでしょうか?

服装、身だしなみなどが挙げられるかと思います。

もちろん、そうした面もありますがもっと根本のところにその答えがあるように思えるのです。

それは日常の暮らし方、生き方なのでしょう。

これはごまかしがききません。

面従腹背では、いくら身だしなみがよくても、どこかしらでボロが出てしまうものです。

だからこそ、日常の中で心を磨いていくことが商売をつづけていく上で問われているように思えてなりません。

心学の祖石田梅岩は、正直という美徳を第一に挙げていました。

正直とは、裏も表もなく人に接することだと考えます。

心にどこかやましいところがあれば、胸を張って生きていくことができませんよね。

特に今のような情報がすぐに行きわたってしまう時代だからこそ、正直さ、誠実さが、ストレートに人の心に伝わってしまうものではないでしょうか?

逆に言えば嘘やごまかしは、簡単に身を滅ぼしてしまうとも言えます。

人間ですから100点というわけにはいきませんが、たとえ50点であったとしてもそれを曝せる勇気を自分は賞賛したいと思います。

自身の欠点、失敗を含めて、それをごまかすことなく表現していくことが、人様からの信用と安心の礎となっていくのでしょう。

そう考えてみると正直の前提にあるものは、勇気なのでしょうね。