行政書士のトリセツ

どのような人に頼めばいいのか?~専門家である前に一人の人間として~

 

「依頼したいことや相談事があるけれども、どのような人に相談したらいいかわからない。」

 

このホームページをご覧になっている方の中には、もしかするとこのようにお考えの方がいらっしゃるかもしれません。

 

もちろん、ネット上で全てが伝わるわけではありませんが、あくまで参考として、行政書士を選ぶ基準をどこにおけばいいのか?について述べていきます。

 

大まかに言えば以下の3つに集約されると思います。

 

  • 相性、人柄はどうなのか?
  • 価格はどうなのか?
  • 専門分野はどうなのか?

 

全ての仕事には、その思いが前提にある

 

通常であれば、プロの専門家として頼れる人であることが望ましいわけです。順番として、まず専門知識や豊富な経験であり、次に価格で最後に人柄ではないのか?

 

そう思われる方も少なからずいらっしゃるかもしれません。過去の自分もそうでした。しかし、実際に現場で実務を処理する上ではそうならないと思うようになりました。

 

もちろん、専門知識や実務経験は豊富であるほどいいのです。

 

一方、我々はサービス業でもあるわけですから、人の痛みや悩みを想像し、それらを解決していこうとする意欲がその根底になければいけません。

 

その気持ちが強ければ強いほど、いい仕事につながりやすくなります。これは、行政書士という分野だけに当てはまるものではありません。

 

単に頭脳明晰というだけでは、かえって仕事の中でトラブルも生じかねません。責任をもってきちんと仕事をしようとする心が、最も大切な根底の思いとなります。

 

その思いが根底となり仕事につながっていきます。これは、行政書士という仕事の分野だけにあてはまるものではありません。すべての業種につながっていくものです。

 

根底にある思いがごまかされることなく表現されていくものが仕事です。その根幹にある「人として」という部分は、依頼をするにあたりどうしても無視できません。

 

では、次に最も重要な相性、人柄について考えてみましょう。

 

① 相性、人柄はどうなのか?

 

我々のような士業という職種の人に相談や依頼をする場合、真っ先に考えるのが知り合いからの紹介ではないでしょうか?

 

見ず知らずの人にいきなり飛び込みで相談するケースは極めて稀といっていいでしょう。

 

というのも、士業という存在は、一般的にお堅く、近寄りがたい印象を持たれているからでしょう。

 

また、我々のような士業は、個人であれ、法人であれ、知られたくない事柄を知る立場にいます。

 

ですから、誰に相談をすればいいのか?誰に頼めばいいのか?という点で信用ができる知り合いのつてを頼って紹介してもらうことが多いのも頷けます。

 

士業といわれる専門家は、独立開業者の集団です。個性的な方もたくさんいらっしゃいます。

 

また、我々も皆様と同じ人間です。お互い人間同士ですから、実際にお会いして打ち合わせをしているとき、共に業務を進めていくときなどに双方が感じられる相性もあります。

 

もし、第一印象などで違和感を覚えるようであれば依頼は避けたほうがよいでしょう。逆に誠実さや親しみを覚えれば、依頼を考慮していただければと思います。

 

直感からくる相性の感じ方は、思いのほか大切なことです。メールや電話のやりとり、声から伝わる感じ、会った時の印象。人の直感は得てして正しいものです。

 

10人中9人がいいと思う人

10人中1人がいいと思う人

 

9人がいいと思う人が絶対的にいいわけではなく、1人がいいと思う人が絶対的によくないわけでもありません。

 

つまり、自分の五感を通じ直感で感じたことが正解なのだと思います。

 

信頼に足る人かどうか?あなたの目、耳、すべての五感を通じて判断していただければと思います。

 

行政書士業務は、守秘義務が課されている非常に責任の重い仕事であり、個人情報などを握る重要な業務でもあります。

 

もちろん、専門家としての経験や知識、技術などといった要素も大切です。しかし、その根本をなす部分が、最も大切な要素だとも言えます。

 

専門家である前に1人の人間としてどうなのか?が、強く問われている業種と言えるでしょう。

 

② 価格はどうなのか?

 

行政書士業務は仕入れのないサービス業です。価格設定が難しいところがあります。いたずらに安くすることもできれば、逆に相場よりも高値で設定することもできます。

 

これはそれぞれの事務所の判断に任されています。そこで、なぜ、その価格なのか?その根拠がどこにあるのか?が大切な要素となります。

 

価格に対しての考え方は?

 

もちろん、新人の頃は手探り状態ですから、行政書士会連合会のほうで公表している報酬額統計値も参考にしてはいました。

 

しかし、実際の実務をしていくと、そのギャップに驚かされることも少なくないのです。

 

というのも、個々の事案によって複雑なケースも含まれており、手続きがスムーズに運ぶことのほうが稀だからです。

 

これはどの業種にも当てはまりますが、マニュアル本では現実の現場での対処はできないということに嫌でも気づかされるのです。

 

このように実際に動いてみないことには、なかなか報酬額が決めにくいのは事実です。

 

自分の場合は、一つの中心となる手続きを基準に価格を設定しています。その基準とは、最も私が件数を多くこなしている建設業許可申請です。

 

その手続きにかかる時間と作成や準備に要する書類の量、難易度など考慮し、それを基準にして決めていきます。

 

実際には打ち合わせ後の見積もりを明示した上で依頼に取り掛かります。

 

③ 専門分野はどうなのか?

 

行政書士業務範囲は、数千種類に及ぶと言われています。もちろん、その中には仕事として成り立ちにくい手続きもありますが、他士業に比べ業務範囲が広いことが特徴です。

 

業務範囲が広ければ、専門分野、得意分野がそれぞれ異なっていきます。同じ行政書士でも得意、不得意分野は出てきます。

 

自分の場合で言えば建設業や産業廃棄物収集運搬業関係、あるいは医療法人やNPO法人の設立や運営といった分野は比較的得意です。

 

一方、交通事故や内容証明郵便などの民事関係は弱い分野といえます。一人でやれる範囲は限られていますから、知識や経験も偏っていきます。

 

得意であれば、依頼につなげられますが、未知の分野においては、原則として信頼のおける提携先を紹介するようにしております。

 

看板に偽りがないことが事業をしていく上で最も大切なことと自分は考えています。

 

どのような役割があるのか?

 

行政書士は、許認可の専門家と言われています。一言に許認可といっても、内容は多種多様です。

 

医師に専門とする診療科目があるように、行政書士にも許認可における専門性の違いはあります。

 

依頼をする際に、その専門家が経験を踏まえた知識や知恵があるかどうか?が重要な要素となります。

 

また、仕事観、価値観も含めどのような人物なのか?も重要なポイントです。

 

事業の根幹をなす医療法人設立などの許認可手続き。あるいは民事法務でいえば、頻繁にあるわけでもない相続などの諸手続き。

 

自分で行うのももちろんいいのですが、その方面に経験と知識がある専門家の力を借りるのも大いにメリットがあります。

 

判断に迷うようであればメールにて、いつでもお問い合わせください。

 

予定していた開業日に間に合わない、大幅にずれ込む、予備審査が通らず認可申請ができないなどの不測の事態を避けるためにも、その方面に詳しい専門家に依頼することも是非、ご検討ください。